家は大きな資産であるとともに、そこに住む人の快・不快を左右する大切なものです。資産価値という視点から、またそこに住む人たちに直接影響するという点からも、不具合があったら定期的にメンテナンスしていかなくてはいけません
今回は、外壁塗装や屋根の傷みなど目に見える傷みやシロアリの被害とはまた違った角度から、やがては家の崩壊につながりかねません。また家が傾いていると、人体に影響を及ぼし大きな健康被害をあたえる家の傾きにフォーカスして、ご説明しようと思います。
さらに、千葉県君津市で利用できる家の傾き診断会社の正しい選び方をご紹介いたします。
1.家が傾いているサインを見逃すな
家が傾いている場合のサインは意識すれば簡単に見つけることができます。ゴルフボールがころがったら問題あり?!など話題になることはありますが、それ以外にもさまざまなサインがあります。家が傾いているかどうか診断するチェック項目をご紹介します。
ぜひチェックしてみてください。
外回りを見回ってみましょう
春夏秋冬、常に外気にさらされている外装は年月と共に変化が出るのは当然ですが、その原因が自然なことなのか不自然なことなのかを意識して見てみることが大切です。
・外壁のひび割れはありませんか?
外壁にひびわれがある場合、原因は二つ考えられます。
・もう一つは家の傾きによる負担の増大によるひび割れです。
常に風雨にさらされている外壁は経年劣化によって、はがれやひび割れが起こることがあります。こちらは外壁を塗装し直せばよいのですが、心配なのは家の傾きが原因で起こっているひび割れです。
家が傾き、その家の傾きによって家全体のバランスが崩れると、家の重みを均等に分散できなくなります。
すると、かたよった箇所に負担がかかり、その結果の表れとして外壁にひび割れが起こるのです。
・雨どいはつまっていませんか?
雨どいの傾きに相反する角度で家が傾いている場合、雨どいの傾斜角度がゆるやかな水平に近い角度になると、スムーズに雨水が流れない、勢いが不足して落ち葉やゴミなどがつまりやすいなどの不具合が起きます。
単純に雨どいの外れやゆがみではあればまだよいのですが、家の傾きから来る雨どい機能の低下は要注意です。チェックしてみましょう。
壁やドア・窓などの内装に注目してみましょう
家が傾くと、外壁や家の外側だけでなく家の内側でも変化がみられます。以下の症状があれば、家が傾いている可能性があります。
・壁紙やクロスに不自然なしわやひび割れがありませんか
家の傾きにより、家全体の重みによる負担で、内装の壁紙やクロスにしわが寄ったりひび割れが出来たりします。家が傾くと、不自然なしわやひび割れは、外壁だけでなく内装であるクロスにも表れます。新築時にはきれいに貼られていたクロスに、不自然なしわやひび割れがみられたときには要注意です。
・すきま風が年々ひどくなっていませんか
隙間風が出来るのは、年月が経っているからしかたがない。と、最初から半分あきらめているすきま風はありませんか?
確かに、すき間風が起こる原因として、自然な経年劣化というものはあります。が、自然な経年劣化という程度で済ませておけない場合もあるのです。家の傾きからくる大きなすきま風は家が傾いている大事なサインです。程度によっては骨組みや土台の崩壊に至る前兆かもしれません。
・ドアがきちんと閉まらない・勝手に扉が開いたり閉じたりすることはありませんか
家の骨組み構造部分とは別に作られているドアや扉の不具合は、家の傾き具合がわかりやすくでる症状です。日々使うものなので、気がつきやすいものです。ドアがスムーズに開閉できていれば家に傾きがない証拠ですが、骨組み構造自体に傾きがあると、とたんにドアの開閉に不具合が生じます。閉まりにくい、開けにくい、勝手に開いたり閉まったりするときには傾きを疑ってみる必要があります。
・窓の鍵がかかりにくい
ドアと同じく窓の変化にも注目しましょう。窓が開け閉めしにくい、というのはもちろんですが、開閉しにくいのに加えて‟鍵がかかりにくい”というのも家が傾いているサインのひとつです。
鍵は、窓がきちんと閉まり、かみ合わないと鍵はかかりません。今まで鍵をかけられていたのに、だんだんかみ合わせが悪くなり、鍵ををかけるのに時間がかかってきた。もしくは、鍵がかけられない等が起こった場合、家が傾いていることが原因かもしれません。
床の傾き・床にゆがみがないか注意してみましょう
床が傾いていたり、ゆがんでいる場合は、立っているだけでも気持ちが悪くなります。しかし、軽度の傾きの場合、見た目からの判断が難しい場合があります。その場合、以下の現象から傾きの可能性を判断することができます。
・丸いものがコロコロと転がる
床の傾きがある場合、丸いものを転がすのは、素人でも判別を知ることができる簡単な方法です。床に傾きがないかを疑った場合、試しにボールを頃がしてみた方も案外多いのはないでしょうか。時間をかけて少しずつ転がっていく場合は許容範囲。ボールを転がしてすぐに勢いよく転がっていくので、あればかなり問題。といったさまざまな声があります。許容範囲というのは健康被害とはならない範囲ともいわれますが、身体や精神的に何らかの不調があったり、不調を感じている場合や、病院へ行っても原因不明、かつ床にボールを転がしたら、丸いものが右へ左へコロコロ転がるようなことがあれば、今後もっと大きな健康被害がでるほどの危険な傾斜になっている恐れがあります。丸いボールがない場合、家の傾きチェックに使える携帯の無料アプリもあるので、そちらを利用してチェックするのもいいでしょう。
とにもかくにも、家が傾いているとわかった場合、すぐに専門業者による傾き診断を受け、どの程度傾斜があり、家が傾いているかどうか調べた方がよいでしょう。
・床のきしむ音が気になる
床も、床材等の経年劣化によって、歩くたび床がきしむ音がする場合もあります。しかし、きしみがひどい場合や、きしむ音がどんどんひどくなる等、変化がある場合や、変化を感じる場合、床材を支える骨組みがゆがんできていることから、家が傾いている可能性もあります。床のきしみ音の原因は、白アリ被害や湿気によるカビから木が腐食している場合もあれば、家の傾きからくる過度な負担が床のきしみ音として表れている場合もあります。
地震などの天災で地盤沈下していませんか
東日本大震災等の大規模な地震が発生した際、大きな揺れに伴って液状化現象が発生し、広範囲で地盤沈下現象が見られました。
東日本大震災の時は、千葉県浦安市で4,000棟近くの家が半壊以上の被害を受け、住めなくなった建物が多数発生し、比較的軽微な被害も含めると9,000棟を超え、近隣の市と比べても被害が集中した地区となっています。
浦安市では500棟前後の建物が家の傾き工事を行いましたが、その内のほぼ全ての建物が液状化した地盤が原因となって傾いていました。
この経験を活かし、「軟弱地盤上で傾いた家」の修正工事においてノウハウを確立させ、どのような状況の建物でも修正できる技術力を習得している経験豊富な会社であれば、たとえ地盤が軟弱していても、どのような状況の建物でも修正できる技術力を習得しているため、工事を依頼するのも心強いですね。
雨漏していませんか、雨漏りで天井にシミができていませんか
雨漏もりの原因の多くは、瓦が台風などでズレてしまったり、瓦が割れていることが原因で雨漏りになることがあります。その場合、早急に瓦の葺き替えや修繕が必要です。しかし、経年劣化により瓦が割れてしまったり、自然災害により瓦がずれてしまう等が原因ではなく雨漏りがある場合、原因は家自体の傾きにある場合も考えられます。
例えば、家が傾いている場合、雨も降っていないし、雨漏りもしていないのに、ふと見上げた天井にシミがある。原因として、天井裏などの目に見えないところで雨漏りが起こっていいる場合があります。こういった雨漏りの原因である瓦のずれや割れが、どうして起こっているのかを、他の症状と合わせて確認してみてください。
原因不明の体調不良がありませんか
めまいや吐き気、睡眠障害、頭痛、疲労感や倦怠感がずっとある、下を向くと気持ち悪い、頭がふらふらする、やる気が起こらない、肩こりや腰痛が治らない等の体調不良に悩まされていませんか。こういった不調や健康被害は個人差があり、家の傾きからくるとは一概には言い切れませんが、日本建築学会が発行している建築士のためのテキストには、家の傾きからくる健康への影響についての記述がありますのでご紹介します。
お子さんがいらっしゃるご家庭の場合、お子さんの健康にも大きく影響するため、早めの診断をお勧めいたします。
なお、床の傾きだけでなく、柱や壁の傾き、窓や窓の外に見える景色の傾きなどの視覚的刺激からも生理的・精神的影響があります。また、長期間居住することで感覚の麻痺が生じ、自覚症状が消えることがあります。
以下に紹介する文献について、床の傾斜角と健康障害の対応をまとめると、次の表のようになります。
傾斜角 | 健康障害 | 文献 | |
---|---|---|---|
度 | 分数 (ラジアン) | ||
0.29° | 5/1000 (=1/200) | 傾斜を感じる。 | 藤井ほか(1998) |
0.34° | 6/1000 (=1/167) | 不同沈下を意識する。 | 藤井ほか(1998) |
0.46° | 8/1000 (=1/125) | 傾斜に対して強い意識、苦情の多発。 | 藤井ほか(1998) |
0.6°程度 | 1/100程度 | めまいや頭痛が生じて水平復元工事を行わざるを得ない。 | 安田・橋本(2002) 安田(2004) |
~1° | ~1/60 | 頭重感、浮動感を訴える人がある。 | 北原・宇野(1965) |
1.3° | 1/44 | 牽引感、ふらふら感、浮動感などの自覚症状が見られる。 | 宇野・遠藤(1996) |
1.7° | 1/34 | 半数の人に牽引感。 | 宇野・遠藤(1996) |
2°~3° | 1/30~1/20 | めまい、頭痛、はきけ、食欲不振などの比較的重い症状。 | 北原・宇野(1965) |
4°~6° | 1/15~1/10 | 強い牽引感、疲労感、睡眠障害が現れ、正常な環境でものが 傾いて見えることがある。 | 北原・宇野(1965) |
7°~9° | 1/8~1/6 | 牽引感、めまい、吐き気、頭痛、疲労感が強くなり、半数以上で 睡眠障害。 | 北原・宇野(1965) |
参考引用元:日本建築学会住まい・まちづくり支援建築会議事務局
家が傾く原因は?
家が傾いているかも?と思われた場合、‟その原因は何?”と、気になりますよね。大切な資産でもある家を守るために、‟どうしていけばよいか”を検討したり、原因追及することはとても大切で重要なことです。
考えられる原因を4つご紹介しましょう。
新築依頼をした業者による工事が問題だった
非常に残念なことですが、新築当初から何かしら家に問題があった場合、建築業者の手抜き工事が原因で、素人にはわからない基礎部分がしっかりできておらず、部分的に手抜き工事があった場合も同様に建物自体の構造に問題が起こり、家の傾きにつながったということもあり得ます。
また、中古住宅を購入した場合、実は初めから傾いていたという場合もあります。購入時には、築年数やリフォームされた内装の美しさだけでなく、家の傾きについても必須でチェックすることをおすすめします。中古物件を購入した後、家やご自身の健康に何らかのサインがあれば、家の傾き診断を受けるとよいでしょう。
もともと地盤が弱かった
他府県や違う土地から引っ越してきた場合、もともとその土地がどんな地盤であったか、知ることなく住むこともあります。また新しく造成して作られた住宅地など、事前に十分な対策がとられていても、計算外の地盤沈下が起こることもあります。そういった地盤のゆるみから家が傾いていくこともあります。
地震などの天災が起こった
長い期間持ち続ける資産でもある家は、その過程でさまざまなことが起こり得ます。家の傾きを起こす天災である地震。これはしかたがないことではありますが、天災等の影響で家が傾くということはありうることです。
家の近隣で解体工事や大規模な工事があった
地震などの天災ではなく、人災から家が傾くという例は意外に多いものです。地続きである近所で家の解体がされたことによる地盤の変化、また長屋など屋根続きの家が壊されたことによって生じた家のバランスの変化も家が傾く原因になります。上物である家自体が重いものであるだけに、隣近所の家々の変化が自身の家に影響することは多々あるのです。
また、解体時にはブルドーザーなどの重機が入り解体していきますが、重機の振動やブルトーザーや重機に家を引っ張れ、それが原因で家が傾むくこともあります。お隣や近隣が工事される場合、工事前に傾きがないか両者で確認をしておかれることをお勧めします。
家が傾いた場合、どんな不具合があるの?
家の傾きって、ほんの少しの傾きなら、許容範囲なのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、家がほんの少しでも傾いていて、その後知らない間に家の傾きが進行していった場合、どういったことが起こるのか知っておくことはとても大切です。ここでは実際にどういったことが起こるか、または起こる可能性があるのかをお伝えします。
家を支える骨組みや土台へ影響し、やがて崩壊へ
家の傾きは骨組みのゆがみを引き起こします。家の歪むことにより、家の重みを均等な力で支えていたバランスが崩れ、負荷のかかる場所が偏ってしまい、次第に家のバランスが崩れていき歪みにつながります。家のゆがみが徐々にひどくなるにつれ、家の重みを支える力の負担は増大します。そして、ついにたえきれなくなった骨組みや土台は破壊され、家そのものが崩壊するという事態を招くのです。家の歪みや傾きは、危険であるばかりでなく、家という資産を失う事態となります。
さまざまな健康被害
家の歪みや傾きにより、家に住まう人たちへの影響は決して見逃すことはできません。むしろこちらの方を重視すべきと考えます。
たとえば、家がわずかにでもゆがんでいた場合、はっきり異変を感じることはできなくても原因不明の体調不良につながることがあります。先に紹介した日本建築学会が発行している建築士のためのテキストにも書かれているように、頭痛や吐き気、食欲不振、ひいては睡眠障害などを引き起こすこともあるのです。
子供であれば、体の発育、脳の成長にも悪影響を及ぼし、家で仕事をされることが多い自営の方が慢性的な倦怠感や疲労感をもつことになれば、当然仕事への損害につながることもあり得ます。
家に住む家族の健康は何事にも代えがたいものです。家族の健康が明るさを生み、やる気を起こし、家全体を栄えさせていくのですから。
どんな病気や不調も原因さえはっきりわかれば、あとは適切に対処していくだけです。その原因かもしれない家の傾き診断を受けることで、長年の原因不明の悩みから解放されるかもしれません。
参考:人の平衡感覚に関する研究 : 傾いた床での生活の限界(日本建築学会計画系論文集より)
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家の傾き診断をついつい先延ばししてしまう原因は?
家が傾いているかもしれないというサインを見つけ、家の傾き診断を受けた方がいいかもと思いながら何年も過ぎてしまったということは多々ある事例です。どうして診断をためらうのでしょうか。
家の傾き診断の内容や費用がわからず不安
プライベートな空間でもある家に、知らない人が入り込んで来られること自体が不安という声をよく聞きます。そのうえ”法外な費用を請求されたらどうしよう“という心配もあります。これらについては後ほど詳しく説明します。
家の傾き診断を受けたら工事を強要させられそうで不安
家の傾き工事と聞けば、
■費用がかかる
の二つが思い浮かび、診断さえも二の足をふむのは当然なことです。工事の間は仮住まいに引っ越さなくてはならない?と、考えれば費用も莫大になり、不安も高まります。
また不誠実な業者にあたった場合、診断だけのつもりが工事を強要されてしまった。等、不本意なことになるのでは、という心配もあります。また、業者からのしつこい営業電話に悩まされるのでは、、、。等も心配や不安の原因となり「傾き診断を受けにくい」という声もあります。
誠実な業者であれば、工事を強要したり、しつこい営業電話等の無理強いは決してしないものです。診断の結果から、現在の状況を正しく伝え、今後の工事の必要性の有無、必要な時期について的確なアドバイスをもらうことができます。
傾き診断を受ける必要性がない家だけど、近隣の家が工事をする
先に挙げたような、‟家の傾きサインもなく”、‟特に健康面でも問題はない”という場合でも、傾き診断を受けるべきというタイミングがあります。少し特殊な例ですが、隣りの家が工事を始めるときは、必ず事前に傾きがないかチェックすることが非常に大切ですし事前に傾き診断されることをお勧めいたします。
地盤続きである両隣が工事をする場合、大事な資産でもある家のことを思えば、自分の家の傾き診断を受けておくことはぜひしていただきたいものです。工事が始まってからでは手遅れです。工事中や後に、万が一歪みが出ても証拠がありません。トラブルにならないためにも、工事前、工事後に家の傾きや歪み、他の変化がないか両者で診断されることをお勧めいたします。工事前と後の違いをはっきりさせたほうが、先々、無用ないさかいや争い等の種を生まないようにしたいものです。
家の傾き診断って何をするの?費用は?
家の傾き診断を受けてみよう!と思ったときのために、事前に家の傾き診断についての知識を得ておきましょう。そして誠実で気持ちのよい業者に出会い、傾き診断を受けましょう。
ここでは家の傾き診断がどういったものか、また気になる費用についてもお伝えします。
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お問い合わせから家の傾き診断までの流れ
家の傾き診断業者を選ぶために大切なことは相見積もりです。相見積もりとは、複数の業者から見積もりをとることです。一つの会社から見積もりを取るのではなく、必ず複数の会社から見積もりを取ってください。見積もりを依頼する際は、以下のことを確認し、比較してください。
技術力の高さ
値段
等を、比較しましょう
Step1 お問い合わせ
電話またはメールなどで、今抱えている家の問題や、傾きと思われる原因、家の傾きや歪みかも?と思われる問題を伝えます。診断会社から、専門用語が出てくることもありますが、わからないことは恥ずかしがらず、ひとつひとつわからない内容や事柄について質問し、家の傾きについてお問い合わせしてください。また、大切な家のことを依頼する会社のため、誠実な回答が得られる会社、不誠実な受け答えをする会社か等もチェックしましょう。
Step2 現地調査と状況ヒアリングを受ける
現地調査を依頼することになった場合、約束した日時に訪問してもらい、建物の状況や住人の悩み等について業者に伝えます。事前の問い合わせでもすでに伝えていますが、実際の建物を見てもらううち、伝え忘れていた別のことが引き出されることもあります。現地調査や現場でのヒアリングは必要で意味あることです。事前に、質問事項等をメモなどにまとめておくと聞き忘れ防止にもなりますよ。
Step3 レーザー診断、レーザー測量を受ける
家の傾きを調査する場合、部屋ごとに数か所、レーザーを使って正確に測量、家の傾きや歪みの程度を調査します。この時の診断や測量によって得られた精密なデータからプロによる分析がなされ、家の傾き状況や歪みについて、正しい情報を知得ることができます。家の状況がわかれば、家の傾き調査診断後の対処を業者と相談の上、決定していくことができます。工事をするにしろしないにしろ、家の状況を正確に把握することが出来るレーザー診断とレーザー測量は家の傾き診断調査には不可決です。家はミリ単位でも傾くと身体に何らかの影響を与えます。信頼できる技術により地盤を再沈下させないよう慎重に神経を注ぎ、家の傾きは時間をかけてミリ単位で修正してもらいましょう。
Step4 レーザー診断・レーザー測量の報告書のお渡し
お家の傾きを報告書にまとめてお渡してもらいます。
Step5 お客様のお家の状況にあった広報説明
お家に最適な工法を案内してもらいましょう
Step6 お見積もり
お見積もり項目の疑問、用語の意味など不明な点があれば、この時にお尋ねしましょう。
Step7 工事スケジュール調整
工事開始日にご希望があればお伝えください。
Step8 ご契約
工事、お見積もり書の内容にご納得いただければ、ご契約となります。
Step9 工事開始
ご近所さまへは工事会社のスタッフの方へ事前にご挨拶していただきましょう。ご挨拶は工事会社へお任いただくほうが安心です。
工事は外からの工事になることが多く、ほとんどはご在宅のままでも、鍵をかけてお出かけになっても大丈夫です。
Step10 工事完了・お引渡し
工事完了後、現場責任者と現場を最終チェックします。(お客さまにもお立ち合いいただきます)問題がなければお引き渡しとなります。
Step11 工事完了報告書のご提出
工事完了、数日後に工事完了報告書を工事会社より提出があります。
診断にかかる費用はいくら?
通常、業者に家の傾き診断を依頼したときの相場は、150平方メートル未満で約5~7万円、150平方メートル以上で約10万円が相場といわれています。金額を見ただけでも、家の傾き診断は高額ということがわかりますが、それだけ精密さを要するものだという証拠でもあります。
しかし、家が傾いていた場合、傾き工事も担う施工業者にこの診断を依頼した場合、家の傾き診断の費用はかからないことがあります。傾きを調査するレーザー診断や測量を無料で受けることができるのです。さらに調査結果の報告書ももらえる場合もあります。調査報告書を見て、すぐに傾き工事をすべきかどうか、緊急度合やどういった工事をするべきか、等々、工事内容について業者と相談することもできます。信頼できる業者であれば、今後どういった計画でメンテナンスしていけばよいかの等、十分な材料を得てから工事にかかることができるので安心です。
家の傾き診断&見積もりを利用した体験者の声
実際に家の傾き診断と見積もりを受けた方の声をご紹介しましょう。
体験談1・Aさん 30代女性 同居家族 夫 子供2人
でも、引っ越してから主人が「夜、なかなか眠れない」と言うようになりました。もともとあまり寝つきのいい人ではありませんでしたから、私は「引っ越したばかりだから、そのうち慣れるよ」と話していました。しばらくたっても、睡眠障害は続きました。時折、主人が泊りの出張に行くのですが、その時はよく眠れるといいます。その話を聞いた時は、家よりもホテルの方がよく眠れるなんてショックでした。そこで、何か家に問題があるのかもしれない。と思い、思い切って家の傾き診断をうけてみることにしました。
診断をしていただいて驚きました。家が傾いているなん思いもしなかったのですが、調査をしていただいた結果、家が傾いていることがわかり、びっくりしました。中古物件なので、内装や水回りがリフォームされていたことに満足して、家の傾きなんて考えてもいなかったのです。家の傾きについてネットで調べると、さまざまな健康被害や、体調不調につながると書いてあります。調査後、見積もりをとり、傾きを直す工事をお願いすることにしました。幸い工事は他へ引っ越すこともなく、住んだまま工事をする事が出来たのでよかったです。工事の期間、一時的でもまた引っ越しは大変ですから。傾き修繕工事後、主人は今まで寝れなかったのがウソのように、よく眠れるようになったと言っています。夜眠れないため、仕事中眠いと思うこともなくなったと。主人には、まだまだ働いてもらわないといけないので、思い切って家の傾き診断調査を依頼してよかったです。そういえばなのですが、私も家の傾きを修繕する前は、足がむくみやすく、なんとなく体がだるくてよく疲れてたけど、いつのまにか疲れにくくなったかも。家の傾きが関係していたのかもしれません。
Aさんが家の傾き診断を受けようと決められた時は、すでに何らかの健康被害が出ていたのですね。「このままではよくない」と、考えて家の傾き調査診断をご依頼されたというわけです。家が傾いている等の不具合が見つかり、改善するための工事を受けられて、体調も良くなられてよかったですね。
家の傾き調査・正しい診断をしてくれる施工会社の選び方は?
そもそも家の傾き診断を受ける時は、ほとんどの場合が外装や内装に不具合を見つけ、その原因が家の傾きから来ているのではと思われたときです。健康に何かしら問題が出ている時も、家の傾きが原因ではないかと疑われます。つまり、このままほっておいては家が崩壊し、いつまでも原因不明の健康不調に悩まされるのでは、という不安や心配から家の傾き診断を依頼されます。
家の傾き診断を行った会社から、別会社に工事を頼むとなれば当然費用はかさみます。また診断業者は誠実だったが、施工業者はひどい会社だった。ということもないとはいえません。
ここでは、家の傾き診断を受けられる誠実な施工会社に出会うためのチェック項目をお伝えしましょう。
比べるポイントはここだ!
いい調査会社に出会うためのチェックすべき比較ポイントは、
工事のときの配慮
顧客への誠実さ
です。上記3つのチェックしておきたい点についてご紹介します。
工事の品質の見極め
大規模工事なりのやり方と、一戸建て工事のやり方は異なり、それぞれ工事するにあたり配慮する点など、専門部やが違えば重視する点はおのずと変わってきます。一戸建ての家の傾き診断および工事をする場合には、業者の得意分野を確認されることをお勧めいたします。傾き工事の経験に長けた会社を選択された方が安心して任せられます。
土木施工管理技士と建築士の資格者が在籍している施工会社か
家の傾き診断および工事を依頼する場合は、きちんとした資格をもった技術者がいるかどうかも事前に調べましょう。複数の業者から選ぶ場合は、チェック項目として入れましょう。事前に電話やメールでお問い合わの際に聞いたり、会社資料を取り寄せたり、会社HPからも知ることができます。数十年以上の実務経験を積む経験者がいたり、超難関資格である一級土木施工管理技士、一級建築士試験に合格している担当者であったり、国土交通大臣の免許を受けた者が工事監理等の業務を行う会社だと安心ですね。そのあたりも十分に確認しましょう。
適切かつ詳しく施工計画を提案してくれる施工会社か
家の傾き調査をする前の、事前調査の際、ヒアリングに時間と手間をかけ、測定し、きちんとした施工計画を提案してくれる会社であるかを確認しましょう。
調査や工事を依頼した際、使命感を持った施工会社か
会社の良しあしは、使命感や方針といった見えにくいものがあります。問い合わせの対応が悪ければ、会社のイメージも悪く、社風がよくなかったり、会社全体の雰囲気や空気感もよくない会社のように思ってしまいます。よい会社であれば、その思いが伝わり、社員ひとりひとりの仕事に対する姿勢をも形作って行きます。業者からの工事計画の連絡であったり、日々の挨拶、仕事への真摯な取り組みなどから気持ちの良い使命感が伝わってくるかを観察してみましょう。
公的機関などからの工事実績を持った施工会社か
家の傾き診断を依頼する場合、依頼する会社のこれまでの実績もチェックしましょう。これは、いうまでもなくチェックしておきたいポイントです。実績はあってもひどい会社が多いのも事実。行政や住宅メーカーなど信頼のおける機関からの依頼を受けている業者でも個人相手になると、ひどい対応をしたり、マナーのない業者や近隣に被害を出したりする悪徳業者もいます。同じ不動産会社、住宅メーカーからリピートされて工事をしているなどの実績がある等、施工実績もしっかり確認しましょう。
家の傾き調査後の工事内容について
家の傾き調査の後、工事を依頼することになった場合のチェック項目をご紹介しましょう。
工事期間の目安
会社ごとに修正工事の工法・建物の規模により異なりますが、だいたい2~3週間が目安です。
工事をするにあたり、顧客の立場に立ち、きちんとした配慮がある施工会社か
工事をすることになった場合、地盤続きであるご近所は当然、工事をすることにより、自分の持ち家に影響が出ないか、もしくは問題が起こらないか等、心配になります。工事する前、ご近所の方へ公示直前ではなく、1~3か月前に工事の説明をしてくれる会社であるかも重要です。依頼者は、工事終了後もそこに住むことになります。施工会社は、ご近所の方とトラブルにならないように、顧客の立場を理解し、工事の際にも近隣の方へ十分な配慮をしてくれる会社がよいでしょう。家の工事は、人生で何度も経験することではないものです。家の傾き修繕工事関して、こちらの知識は当然不十分です。依頼する施工業者は、こちらの気がつかないことまでも、先回りして問題やトラブルがないように配慮してくれる会社であれば、安心して工事期間を過ごせます。また近隣への騒音被害も問題になります。技術開発・研究を進めている会社が好ましく、音が小さい機材を使用している会社だとご近所の方とのトラブルも安心ですね。とても大切なことなので、是非ご確認ください。
工事中の仮住まいが不要な施工会社か
家の傾きを直す工事は、大掛かりなものです。工事をする際、仮住まいに引っ越しせずに、傾き修繕工事をすることもできます。たとえ短期間でも、別のところに住むのは労力も費用もかかるものなので、この点もぜひチェックしておきたいところです。
布基礎、ベタ基礎、杭基礎など全ての基礎に対応できる施工会社か
専門的な話になりますが、家によってさまざまな基礎があります。そのすべてに対応できる経験豊富な施工会社を選びましょう。対応の幅が狭い会社は、言い方を変えれば幅広い技術、工夫の技を持っていない会社ともいえます。施工会社を選ぶとき「布基礎、ベタ基礎、杭基礎など全ての基礎に対応できますか」と施工会社に質問してみてください。
将来の建て替えや売却時にも相談できる施工会社か
家の傾き診断の結果によっては、後々の建て替えや売却を考える可能性が出てくるかもしれません。家という大きな資産を最大限に活用していくために、家の傾きを直す工事だけでなく、その後の建て替えや、家を売却する時のことなども相談できる会社であれば、後々の安心を買うことができます。リフォーム会社 ・不動産会社・ハウスメーカとも繋がりがあったり、お取引している施工会社であれば心強いですね。また、施工内容、施工写真、データをまとめた完了報告書をお渡ししてくれる会社であれば、将来の売却、賃貸時、もしくは地震保険加入時にも利用することができるので、確認してみましょう。
従業員ひとりひとりが工事中の安全管理に気を配っている施工会社か
工事をするにあたり、安全は基本中の基本。非常に重要です。当然ながら作業時に従業員ひとりひとりが、工事に対して安全管理をしている会社であってほしいものです。
工事後も保証を付けている施工会社か?
「家の傾き工事を終えたらそれで終了」「何かが起こっても責任を持たないです」。では、あまりにも不親切で不安な会社です。安くない費用をかけて、大掛かりな工事をするのですから、その後の保証も当然求めたいですし、保証のある会社を選ばれることをお勧めします。この保証の内容については後の項目で詳しく説明します。
無料!家の傾き診断&見積もり・高品質低コストを実現した安心価格
工事会社の顧客対応について
専門的な話になりがちな工事内容をわかりやすく説明しているか
依頼する家の持ち主は、家の事や傾きについてわからない事や、不安なことはあれこれ質問したい。と思いますよね。依頼する施工会社は、顧客の気持ちに誠実に答えてくれる会社であってほしいものです。素人にもわかりやすく、丁寧に疑問を説明してくれたり、伝えられるということは、仕事に誇りをもったプロである証拠でしょう。
それとは逆に、素人にはわからない専門用語を使い、半分しかわからない説明をする会社や、言い方が威圧的、横暴な対応等という状態で相手を不安且不快にさせる対応、不安なまま工事を進めようとする会社は信用できません。大掛かりな工事をするになたり、気持ちよくやり取りが出来て、安心して依頼できる会社がいいですよね。工事前に、「ちゃんと理解してもらいたい」「きちんと信頼を得てから工事を始めたい」という思いが伝わる施工会社や、丁寧で不安を抱かせない説明ができる施工会社を選びましょう。
レーザー測量、見積もり提出を無料で対応している会社か?
レーザー測量のみを施工会社へ依頼した際、万が一、レーザー測量の後に不具合が見つかり施工工事を頼むことになった場合、測量に加えて工事費用が別途かかることになります。施工会社ではレーザー測量を無料でしてくれることが多いので、結果的に費用の節約になります。その点も確認しましょう。
工事の必要がない場合「今はしなくていいですよ」という提案ができる会社か
レーザー測量による診断の結果、「さしあたって工事の必要がない」と判断できる場合、「今すぐ工事をしなくてもよい」と、提案をしてくれる会社であれば安心です。
よいクチコミがたくさんある施工会社か
工事を終了した後、お客様の満足度はどうであったかを真摯に知る努力をしている姿勢があり、実際に喜びの声、高い評価をたくさん得ているかどうか。もチェックしておきましょう。身近な人からの紹介や信頼できる方からの紹介であれば問題がないかもしれませんが、念のためHP等で口コミや評価なども確認するといいでしょう。十分な判断材料になります。
担当者の知識は十分満足できるものであるか
担当者が工事について、知識が豊富であることは安心できる会社となります。また、向上心の表れであり、会社の姿勢が感じられる材料でもあります。顧客からの質問に丁寧に正確に答えられる担当者かどうかを見極めましょう。反対に、知識もなく、言われたまま、口だけの担当者は話しになりません。知識のない担当者は、トラブルが起こった場合の対処法もわからず、やがて着信拒否や、責任逃れしたりする恐れもあります。数十年以上の実務経験を積む経験者がいたり、国土交通大臣の免許を受けた者が工事監理等の業務を行う会社だと安心ですね。そのあたりも十分に確認しましょう。
電話やメールのレスポンスが迅速な施工会社か
会社や担当者への連絡がつきにくい、返信が遅い、折り返しの電話や返信がない等の場合、いい加減な会社、または誠実ではない会社と受け取れます。もしくは、人的余裕がない可能性もあります。人手不足はさまざまな気配り、注意の不足につながります。電話やメールのレスポンスが迅速であるということは、施工業者の信用信頼にもつながります。また部署違いにかけた場合でもスムーズなやり取りができる会社は、社内の連絡系統がうまくいっている表れでもあります。
工事後の保証はついて
施工業者によっては、工事の後、万が一再沈下や傾きが起こってしまった場合、工事後10年間は無償で工事をするという保証があります。
こういった保証は、どこの施工会社でもできる保証ではありません。初めに行う測量の精密さ、測量結果からの正しい診断に自信があり、その診断結果に合った工事を行えば再沈下にはならないという経験があってこそ、保証がつけられるからです。
保証があると、今後家に住む人の不安が解消され、安全と安心が確保されます。これは家主にとって何よりの保証です。家に住んでいる期間、安心して住むことが出来ます。その後、家を売却することになった場合でも、保証があると安心材料のひとつとして不動産会社に伝えられますね。
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診断の費用が適正かどうか
家に傾きがあり、施工業者に家の傾き診断を頼めば、レーザー診断や測量を無料で受けられる場合があります。さらに、結果をもとにした詳しい報告書がもらえることもあります。報告書があれば、すぐに工事をすべきものかという緊急度や、どういった工事をするべきか。などの工事内容を事前に自分でも調べたり検討できます。
施工会社に傾き診断を頼んだ場合、気になるのは、工事を無理やり勧められるのではないかということですが、正しい家の傾き診断をし、適切な工事をする誠実な会社であれば、診断を受けた後のしつこい営業を心配することはありません。見積もりとして提示された金額以上に請求されない等、お約束してもらえる会社だと安心ですね。
まとめ
家が傾いているかどうか知るための「サインは何か」。家が傾く原因には「どんなことが考えられるか」。家が傾いた結果起こるさまざまな問題として「何が起こる可能性があるか」についてお伝えしました。家の傾きを疑っていたり、体調不良等で、何かしら家の傾きについて思い当たるふしがあった方は、ぜひ家の傾き診断を受けてみてください。知らないままにして先送りにするより、まずは現在の状況を正しく把握すると安心です。
診断を受けるのをためらったり、躊躇する方の理由が同じ方も多いかもしれません。ためらったり、躊躇するのもわかります。ですが、資産としても大切な家の価値が守られ、何よりそこに住むご家族の方々が安心して、いつまでも健康で暮らせることが一番大切なことです。
家の正しい傾き診断、そして信頼できる施工会社に出会うための数々のチェック、ぜひ実践してみてください。
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千葉県君津市で利用できる家の傾き調査 対象地域
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